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はじめに


横浜駅から京浜急行で約5分の立地に、
黄金町という町があります。
この町はかつて、ちょんの間と呼ばれた売春地帯があり、
夜になると赤いライトが玄関先に点燈し、
独特の景観を作り出していました。

現在では、当時の面影はなく、
あらゆるアーティストが集まり、自身の芸術活動の拠点として
アトリエ街として賑わっています。

黄金町の風景

そんな町で、芸術学校が創設され、
集まったアーティストが講師として登壇し、
たくさんの個性的な発信を行っています。

我々はそんな芸術学校から動画制作を依頼されました。


黄金町芸術学校 エリアマネジメントセンター

この黄金町芸術学校には、各アーティストの
専門分野を活かしたたくさんのコースがあります。

依頼された動画制作は、
その中のひとつの、
服飾コースの集客についてでした。

この服飾コースでは、
「un:ten」というオーダーメイド服を制作しているお店の
代表を務める伊東純子さんが講師として担当しています。


un:ten 伊東純子氏

彼女が運営する「un:ten」は、
主にはステージ衣装などを依頼に合わせて制作しています。

今回は、そんな伊東さんが講師として登壇する
黄金町芸術学校服飾コースPRのための動画制作を
どのように進めたのかについてレポートしていきたいと思います。


目的とねらい


動画によって、何を実現したいのかについて、
まずは明確にしました。

打ち合わせは、
黄金芸術学校の責任者の方と行い、
全体的な整理をさせていただきました。

細かい、詳細については、
講師である伊東さんと綿密に実施させていただきました。

最初は、漠然と動画を導入して、
講座をアピールしたいということでしたが、
打ち合わせを進める中で、

「講座に申し込もうかどうか迷っている人に後押しできる動画」

という位置づけが適切であるという結論に至りました。


より多くの人に、
芸術学校の講義を体感してもらい、
多くの人が黄金町という町を理解し、
それを他に伝えてほしいという、
街づくり的なねらいも含ませる必要がありましたので、
講座の申し込みにいかに引きつけるかというポジションの
動画を制作することに決めました。

講座に誘導する動画



動画内容の決定


上で掲げた目的やねらいを実現するために
どのような動画をするか練り上げました。

講義というものは、
サービス業であるため、
体験してみないと良し悪しが判断できず、
まったく知らない状態で申し込みがしにくいという
性質があります。

そのため、
講義の中身がわかる動画が良いであろうということで、
講義の様子を紹介するものとしました。

この服飾コースは、実技が中心で、
実際に受講生さんが作りたい服を作っていく内容です。

そのため、何人かの受講生に密着し、
服を作っていく過程を追いかけました。

最終日が、作った服の発表会となっており、
発表会の様子や、
受講生本人の感想も含めて、インタビューすることにしました。

受講生さんの自然なインタビュー内容から、
講座の魅力が伝わるようにすることとしました。

また、講師である伊東さんのインタビューも行い、
講師の人物像や思いなども伝達できる内容としました。


講座に参加した受講生のみなさん



動画の見せ方


完成した動画は、黄金町芸術学校のホームページに
載せ、申し込みをしようとする人の
目に留まりやすい位置に配置しました。

動画のホームページ組み込み方法

そこから、実際の講座申し込みに誘導し、
申し込み者数を高めるという
ねらいに合わせて動画を組み込んでいます。

動画そのものだけでなく、
動画をどのように狙ったターゲットに見せるかということも、
重要なポイントとなります。


効果


動画を載せてから、
約3日で、申し込みが定員に到達しました。

動画を掲載するまでは、1カ月以上かかっていたところが、
10倍の速度で、申し込みが殺到しました。

申し込みに迷っている人に対して、
10倍の効果で申し込みを行わせることができている
評価できます。


完成動画の紹介


完成したのは次の動画となります。

黄金芸術学校 from EIZOYA.





お問い合わせ先:合同会社フロントビジョンコンサルティング 映像屋チーム
以下のアドレスに直接メールをいただいても構いません。
eizoya@frontvision-consulting.com
担当:黒川



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